事業内容

点検・調査 ~現場~

 道路構造物をはじめとするインフラ施設の点検は、老朽化に伴う利用者や第三者への被害回避など構造物の維持管理を適切に行うために必要な情報を収集します。

 また、詳細調査では、コンクリート構造物の内部の鋼材等の健全性を確認するためのはつり調査、コンクリート内の鋼材腐食等の劣化要因を特定するためのコア採取や粉末試料採取、鋼材の腐食に伴う板厚調査や疲労による亀裂調査などを実施しています。場合によっては先端技術の活用など、対象とする構造物ごとに最適な調査方法の検討から行っています。

 点検や調査に必要な特殊作業車や交通規制なども手配可能です。

  • コンクリートコアおよび粉末試料採取
  • はつり調査
  • 非破壊調査
  • 塗膜採取
  • 先端技術を活用した調査(ロボット・AIなど)

分析・試験 ~コンクリート・鋼材・塗膜など~

 現場から採取した試料で各種分析・試験を実施することで構造物の劣化要因や今後の劣化予測および耐久性などを診断するために必要な情報を得ることができます。

 また、コンクリートをはじめとする様々な材料に対する分析・試験を実施していますのでお気軽にご相談ください。

  • 一軸圧縮強度試験および静弾性係数試験
  • 中性化深さ測定試験
  • 硬化コンクリートに含まれる塩化物イオン含有量試験
  • アルカリシリカ反応に関する試験
  • 塗膜含有・溶出試験(鉛・六価クロム・PCB)ほか
  • インフラに関わるデータ分析

診断・計画 ~長寿命化計画立案~

 現場での点検や調査および分析・試験の結果を基に、これまで多くの構造物を診断してきた当社の技術者が対象とする構造物の現状の健全性を診断します。

 また、これからも供用するために必要な対策方法などや、劣化予測やライフサイクルコストおよび構造物のおかれている環境などを総合的に考慮し適切に提案します。

 ご要望がございましたら、Excelによる健全度シミュレーションや予算計画もご提案が可能です。

長寿命化シミュレート

設計 ~補修・補強・比較検討~

 限りある財源の中、インフラ施設が供用し続けるためには、適切な補修・補強を行い構造物の寿命を延ばす必要があります。

 当社では、対象とする構造物に対し劣化要因を除去し延命化を目的とした「補修」や積載荷重の大型化や耐震化などの基準改定に伴う「補強」を最適な工法の提案を基に設計できます。

 必要に応じて施工計画や概算工事費の算出も可能です。

  • 構造物に関わる補修検討および設計
    • 主に道路構造物の補修設計・補強設計

技術開発 ~新技術・新材料~

 インフラ施設の維持管理分野では、技術者をはじめとした人材不足といった社会的課題に直面していますが、一方、働き方改革による労働時間の縮減も求められています。このような社会背景から当社では、これからの維持管理業務の効率化に寄与できるよう積極的に技術開発を行っています。

 また、産学の連携により先端技術の利活用の実践や提案も可能です。

事業実績

R5年度までの受注件数および実施した工種別の件数